株式会社アース・コンサル
港湾工事等に着手する場合には、事前に海中残存爆発物に対する危険予防措置をとらねばなりません。 これは、戦時中米軍が投下した機雷や不発爆弾等と旧日本軍が投棄した爆弾や爆発物を除去することを目的とした措置で、このためには磁気探査を行い、異常点を検出してこれを除去し 安全を確保しなければなりません。
磁気探査(不発弾探査)は不発弾等の危険物が鉄類で出来ている事を利用して、埋没している不発弾の平面的位置、磁気量、埋没深度を探査することが出来ます。
また、探査方法として、下記の5種類があります。
潜水探査
2名の潜水士がポータブル磁気探知器(簡易探査機)を用い、磁気異常点を探査します。
確認探査
他の探査で検出された磁気異常点を確認する目的で行います。 現場にて磁気異常点の位置を再現し、解析結果で得られた埋没深度の近くまで、重機による機械掘削及び人力掘削し、探知器を使用し、慎重に磁気異常点を探査します。
海上探査
港湾整備工事、浚渫工事などに伴い実施される。 作業船舶を使用し、探査面積が大きく水深がある箇所での探査に適しています。
鉛直探査
橋梁工事、建築工事などで杭工事・土工事等が必要な場合にに実施される。 工事範囲が比較的深く狭い場合で、水平探査だけでは施工深度の安全が確保出来ない場合に実施される。
水平探査
土地造成、土地改良、道路工事などに伴い実施され、比較的浅い施工の場合に実施される。